ヒト・モノ・コト直感感想!(12)霊能者「相曽誠治」
この(12)「ヒト・モノ・コト直感感想!」は、大阪で悩みをお名前と潜在意識から読み解く本質と使命とトラウマの「姓名本質リーディング」の姓名リーダー三宅麗子のブログ(投稿頁)です。
★ヒト・モノ・コト直感感想!(12)
◆古神道研究家&霊能者「相曽誠治」
作家の佐藤愛子氏が唯一、認めた「霊能者」がこの「相曽誠治」氏で、ビデオのお顔からは偉大な天狗界でも偉大な霊からの啓示を受けられた方ではないでしょうか?
以前に、佐藤愛子氏の『私の遺言』に出てくる霊能者の「相曽誠治」という人に興味があり、この人の著書やDVDを全て購入したのです。
なぜ、興味があったかと言うと、唯一、佐藤氏の悩みを解決できる霊能者はこの相曽氏のみで、この人は本物という直感が働いたからなのです。
佐藤氏の本には、他の江原啓之氏や三輪明宏氏も出てきますが、その人達以上の霊力の持ち主だと著書の佐藤氏自身も認めておられるようでした。
そして、何よりも相曽誠治氏の本を買おうと思ったのは、ネットで調べたら、「言霊」についての著書だったから、それで即、注文したのでした。
その当時、私は、日本の「上古代」や「古神道」のコトを知りたくて、「霊能者」と言われる人の本を読み漁ったコトがあります。宮地水位、荒深道斉、竹内巨麿、川面凡児、出口王仁三郎、岡本天明、黒住宗忠、村山惣作、浅見宗平、五井昌久、棚橋美元、山本健造等々。
この世の中で、霊能者と呼ばれる人の殆どが、天狗界系の人ではないでしょうか? 天狗界系にも善も悪もいるといいますが…。とにかく、天狗界系と言うコトは、神界ではなく、霊界でも一番高い所ではないというコトなのでしょう。
この「相曽誠治」氏も、DVDでのお顔から拝見すると、もろ、天狗界系でしょう。ただ、とても、謙虚・実直そうで、心底、日本の国の未来を心配されておられるようでした。きっと、善の天狗界の天狗様…。
また、「相曽誠治」氏のDVDは、「超太古神道」と銘打っていて、ワクワク期待に胸躍らせて買ったのですが…。
私が期待したのとは、少し違っていたと言うか、彼の系統は、日拝系神道であり、宮地水位や黒住宗忠からの流れを汲むモノなのでしょう。要するに、天照大御神を信奉する系統、今の日本の国家神道といえる…。
「相曽誠治」氏は、「天孫降臨」や「古事記」を肯定し、日本の上空には、富士神界や高天原神界等があり、さらに十数年前には、明治の元勲の霊魂たちが日本を憂いて、大内山神界という新しい神界を造られた、と言われる。
私は、そこでウ~ンと首をかしげてしまいます。なぜならば、明治の一部の人達の浅はかな考えで、昔の日本は「悪」で西洋は「善」と、今の西洋に狂い過ぎる日本が出来てしまったのですから…。自分達の犯した罪の深さに故に、大内山神界を造ったとでも言うのでしょうか? 明治も100%日本にとって良かったと、美化するのは…。
ただ、「相曽」氏は、古代史のみでなく、科学や物理や天文にまで、とても学問や知識に秀でていてます。その知識に裏打ちされての霊界、神界の情報なのでしょう。だから、ある意味信頼は出来ますが、私は、最後の最後の0.000X%が気に入りません。
なぜか、言葉ではわかりません。直感としか言えません。ただ、強いて言うならば、人が信じるモノが、その人の脳裏に「真実」となって現れるのではないでしょうか?
たとえば、天孫降臨が正しくて、真実だという思いがあれば、それに関連するコトは、全てその人の意識には、「正」として現れる。もしも、その人が否定しているモノであれば、例え、それが宇宙の真理であっても、その人の意識上には、「偽」として感じるのではないでしょうか?
そういう意味で、「相曽誠治」氏は、天孫降臨や古事記や神道等も肯定的に、好意的に感じておられるので、万事が万事、そういう論理で進んで行きます。でも、でも、私は、やっぱり、解せないものは解せません。何かが引っかかる。
この日本が神国ならば、なぜ、日本が戦争に負けたのか? 今の国の乱れは、なぜ、国家神道で押さえられないのか? 一体、誰のための神道なのか? 神道が国を守らないのであれば、一体、何を、誰を守るのか? 戦争に負けても、天皇が責任を問われないというのは、なるほど、神道は天皇や皇室を守ったのかもしれませんが…。
解せないのは、なぜ、敵国アメリカが、天皇の戦争責任追求しないのか? そういう神的な、高貴な天皇がおられるのにも関わらず、なぜ、日本が原爆で二回もやられ、今また、福島原発事故が起り、国民が苦しまなければならないのか? なぜ、天皇の霊能力で、原発事故や津波や、台風を未然に防がないのか? それでは、日本神界なんて無いに等しいのでは?
本やDVDでも紹介されるフトマニ実習もなんだか占いのようで、ちょっとがっかり。数字の1~9で占うコトには、何か違うと感じます。
私は、この日本は、十(10=真理)という数字があるので、その十を無視してはいけないと思います。外国には、十がなく、0があります。これの意味は重いです。
なぜ、日本の数字には、0がなく、外国の数字には十がないのか? 私はずっとこれに拘っております。でも、未だに答えはありません。ただ、西洋では、見えないモノは無し、0とするが、日本では、見えないだけでそれはある、とする。つまり、空気という概念も本来は、昔の縄文時代の概念ではないような気がします。宇宙には、何かが蔓延しているはずですから、昔の日本人は、「空」気という意識にはならないのでは?
というようなワケで、「相曽誠治」氏のDVDや本にも、その答えはありませんでした。本もDVDも、その後ネットで売ってしまいました…。
ただ、古神道を勉強されたい方には、一番信頼がおける人だとは思います。今は、日本が滅亡するかどうかの瀬戸際の時代です。日本人が日本の古代のコトを、学校の歴史等ではなく、こういう人の情報で勉強されるコトはとっても良いことだと思います。来る7年後のオリンピックに向けても、日本人が日本人のアイディンティティを知る上でも、参考になるのではないでしょうか?
●『言霊と太陽信仰の神髄』相曽誠治著
「第1章・大嘗祭の本義と産土信仰の神髄、第2章・目覚めよ日本民族、第3章・伊勢神宮と菊理媛」
●『サニワと大祓詞の神髄』相曽誠治著
「第1章・サニワの神髄、第2章・近代神道の歴史とそのサニワ、第3章・新世紀への胎動と天孫降臨、第4章・言霊による大祓詞の神髄、(5)霊界のしくみ」<
●「相曽誠治講演DVD(全19巻)」相曽誠治講演
「①『言霊による大祓詞の神髄』、②『世紀末現象と太陽回帰』、③『天孫降臨の事実』、④『天関打開の神法』、⑤『鎮魂と国魂』、⑥『地球の大きな節目』、⑦『超太古神道へのいざない』、⑧『宇宙創生・ムスビの原理』、⑨『21世紀の道しるべ』、⑩『日神信仰と月神信仰』、⑪『太陽無黒点時代』、⑫『がんばれ日本人!』、⑬『スサノオノ蹤跡と世界四大宗教』、⑭『天津神と国津神』、⑮『大嘗祭と本義と産土信仰の神髄』、⑯『目覚めよ日本民族!』、⑰『伊勢神宮と菊理媛』、⑱『近代神道の歴史とそのサニワ』、⑲『新世紀の胎動を天孫降臨』」
●【著者紹介】著者・相曾誠治(あいそ・せいじ)
「1910年、静岡県で生まれる。幼少のころから神道研究に参入し、独自でフトマニ、サニワ、鎮魂などを習得した。戦争末期には軍部の徹底抗戦派を命懸けで説得し、早期終戦実現に尽力する。戦後は静岡県・篠原町の町長(当時は村長)などを努める傍ら、保護司として非行少年の更正を手助けしたり、古神道の門人育成に心血を注いだりした。1999年12月31日に帰幽する。」著書より。
※注)作家の佐藤愛子氏の『私の遺言』(2002年、新潮社) に、江原啓之や美輪明宏の他に最後の霊能者として登場するのがこの相曾誠治氏で、佐藤愛子が本の中で正真正銘「本物」の霊能者として紹介しています。
●三宅麗子のカウンセリングのサイトは、「潜在意識の心理カウンセリング&直観イメージ技法!」へ→